幼少期③
自分の過去を振り返りながら思ったことをあれこれ書くシリーズです。
5歳くらいから始めた空手も嫌々ながら小学校卒業するまでは続けていました。
ただ周りの同級生たちが習い始める野球、サッカーに目移りして、両親に空手をやめて同級生の子たちと一緒のものを習いたいと懇願します。
今回はその後の話。
野球かサッカーか。
幼い頃の自分にとってはどちらも好きなスポーツだったし、既に習い始めていた友達とも仲が良かったので、まるでどっちの友達を取るかのような感覚だった気がします。
そんな時に自分の心を大きく動かす出来事が山梨県内中を駆け巡ります。
それは2005年12月10日
ヴァンフォーレ甲府 J1昇格決定
これから寒さが厳しくなる季節のことでした。
この出来事は山梨県内の多くの少年少女たちに影響を与えたと思います。
自分も例外ではなく、これに影響を受けついにサッカーを習い始めることを決意します。
当時の出来事を振り返ると、まずヴァンフォーレ甲府というチームについて存在も知っていたし、試合を見に行ったこともあるけど、特段惹かれるものではないといった位置付けでした。
学校に熱心に応援しているサポーターは少なく、いればとても目立つくらいの感じ。学校の話題にヴァンフォーレ甲府という言葉が出てくるのは、小学校に無料券が配られる時くらい。
そんなチームなのに、なぜか友達たちがヴァンフォーレがJ1に昇格するかもしれない(なにやら凄いことになっている)とざわついていたのを何となく覚えています。
それまでテレビでサッカーを見るってことが全くなかった自分でしたが、友達たちに影響を受け初めてテレビでしっかりサッカーを見ます。
2005年12月7日 水曜日
J1・J2入れ替え戦 第1戦
当時のJリーグは、J1で16位(下から3番目)とJ2で3位(上から3番目)のチームが1年の最後にJ1の椅子を賭けて試合をするレギュレーションでした。
私の実家はマンションの中層階に住んでいて、ヴァンフォーレ甲府が試合をする場所、小瀬スポーツ公園陸上競技場の照明がついているのが家からわかります。
この日も家の窓から照明が付いているのが確認できました。
今となっては試合内容は全く覚えてないけれど、ゴールシーンだけは鮮明に覚えていて、助っ人にしてエースストライカーのバレーが誰よりも輝いて見えました。
(試合内容が気になる方は以下のURLよりご覧ください。)
この試合は試合終盤にスタジアムのブレーカーが落ちるという前代未聞の事件も起きました。テレビに映るスタジアムがざわついていて、改めて窓からスタジアムの方向を見てみると、本当に照明が落ちていて興奮気味に家族と話をしていました。
そんなこんなでヴァンフォーレ甲府は第1戦を見事2-1で勝利しました。
続く第2戦。エースストライカー"バレー"の名は一気に日本中に駆け巡る大偉業を成し遂げ、J1昇格を成し遂げることとなります。